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緊張(あがり)症とは、大勢の人の前で話したり、気になる人と顔を合わせたりといった、誰でも緊張したことがあるような場面を極度に恐れ、生活や行動に支障をきたしてしまう状態です。
緊張(あがり症)の主な特徴を以下に挙げてみます。
・名前を呼ばれた時、席から立ち上がるまでに時間がかかる。
・歩いている時、右手と右足が同時に前に出る。
・列に並んでいる時、前列になるほどふらつく。
・人と話す時、身体が強張る。
・手を組んだ時、知らず知らずのうちに力を入れ過ぎている。
・相手の顔を見て話しが出来ない。
・異性と対面すると青ざめる、もしくは赤面する。
・会話の途中で、顔、脇、手、背中などに冷や汗が出る。
・よく喉が渇く。
・唾液が上手く飲み込めない。
・声が震える、もしくは上擦る。
・膝が痙攣したようにカクカクと震える。
・自然と早口になったり、絶句したりする。
・自分の心臓の音が気になるほど大きくなる。
・涙が出る。
・会話の最中、無意識に身体の1部を触っている。
・思いもよらない言葉を口にしてしまう。
・予め考えていたように話しが出来ない。
1つや2つ当てはまったからといって、緊張(あがり)症だと言うわけではありません。
しかし、思い当たる項目が多くなればなるほど、緊張(あがり)症予備軍と言えそうです。
また、緊張(あがり)症には、症状の軽いものから対人恐怖症のような重度な症状まで様々あり、<狭義のあがり症>と<広義のあがり症>の2種が存在します。
大勢の人の前で話す、行動する時に緊張してしまいます。
この為、面接、試験、演奏会、試合などの大事な場面で実力を発揮出来ない場合が多いです。
面接、試験などの特に改まった場面でもない日常で緊張してしまい、話し方、言動がぎこちなくなってしまうのです。
広義のあがり症には、友人、同僚など気心の知れたはずの相手と雑談など他愛もない話をしていてさえ緊張してしまう対人緊張症、対人恐怖症も含まれています。
また、不特定多数の人の中にいる時に視線を気にしたり、それを気にする余り赤面する、平常心を失うといったケースも広義のあがり症と言えるでしょう。
人と話す時、緊張してしまうことがあるのは別段、珍しいことではありません。誰にでも経験のあることです。
しかし、緊張(あがり症)の方の特徴として、
『他人からどう思われているかが、とても気になる』
『自分の言動、表情を相手は変に思っているのではないか』
などの不安を感じることが挙げられます。
あがり症の方は言い換えれば他人を意識しすぎる方です。そして、根底に『他人に自分をよく見せたい、よく思われたい』という欲求が強く存在しています。ある程度は人として当たり前の欲求ですが、強くなりすぎると緊張(あがり症)になってしまうのです。
人は『あがらないようにしよう』と考えるほどあがってしまい、緊張(あがり症)の方は、そんな風に人前であがる自分を『情けない』と感じます。
また、『いつものようにあがってしまうのではないか』という予期不安の為に更にあがってしまい、あがってしまった記憶が予期不安を増長させるという悪循環にもなってしまうのです。これが極端に悪化すると<対人恐怖症>になります。
もし、【自分はあがり症かもしれない】と思っているなら、それがどの程度の状態なのかを把握するようにしてみてください。
己の状態を把握することは非常に重要なことなのです。
あがり症が外国人よりも日本人に多いのは、文化の違いによるものです。外国は個人主義、個性重視の傾向にあるのに対し、日本は集団行動を重視します。その為に、自分のミスが社会的にマイナスとなり迷惑をかけるのではないかという気持ちが恐怖になり、過度に気にしだすと緊張(あがり症)になるのです。